鷲羽岳・水晶岳 登山記録  記録:神戸商科大学WV部 OB吉田秀夫 (学部 18 期)

 

吉田秀夫 (学部18回)、 横山正博(学部20回)

 
行程

【9月3日】
   大阪駅前発(車)− 夕方 新穂高温泉「奥飛騨ヒュッテ」着(泊)

【9月4日】雨/曇 7時間35分(実働 6時間20分)
   「奥飛騨ヒュッテ」7:00 −8:10「わさび平小屋」−11:25「鏡平山荘」昼食12:40−14:35「双六小屋」(泊)

【9月5日】晴   11時間(実働 8時間10分)
   「双六小屋」5:30−7:25「三俣蓮華岳」7:55−8:30「三俣山荘」8:45−9:55「鷲羽岳」10:25−11:50「水晶小屋」昼食12:45−   13:15「水晶岳」13:30−14:00「水晶小屋」14:15−16:30「三俣山荘」(泊)

【9月6日】曇/雨  9時間30分 (実働 7時間35分)
    「三俣山荘」6:30−7:20「三俣蓮華岳」7:25−8:40「双六岳」8:55−9:35「双六小屋」 9:45−11:20「鏡平山荘」昼食12:05−    14:15「わさび平小屋」14:55−16:00「奥飛騨 ヒュッテ」(泊)

【9月7日】雨/曇
    「奥飛騨ヒュッテ」8:00頃に帰阪の途に・・・

 

 今回の登山は本来、「夜行(車)で山小屋 2 泊」の 4 日間の山旅予定でしたが、神戸商科大学山岳部(稜線山岳会) OB の中平和伸会長の御厚意により、当山岳部の「奥飛騨ヒュッテ」を利用させて頂くことになり、初日 (3 日 ) と下山日 (6 日 ) をヒュッテで休めることが出来、快適な登山ができました。
  当ヒュッテをお借りするにあたり、中平様、中村様、さらにホテル「ニュー・ホタカ」の水川支配人には大変お世話になり深く感謝いたしております。

行動記録
( 9 月 4 日)

昨夜は大雨が降っていたが、朝には止んで少し青空も見えていた。
7:00にヒュッテを出て左俣林道をわさび平へと向かう。
 
 

川の水量はかなり多いようで、勢いよくミルク色の流れをなしている。
秩父沢では数人の登山者が休憩をしている。やはり花の季節が過ぎ、紅葉の季節には早いこの頃は登山者は少ないようだ。
小池新道のイタドリヶ原の辺りから やはり予報通り雨が降り出す。

11:25 鏡平山荘に着く。雨は止んでいたが残念ながら鏡池の「逆さ槍」は見られない。山荘前で岳食の昼食をとる。

その後、雨は少し小降りになり稜線分岐を過ぎると止んできて 14:35 双六小屋に着く。

 

(9 月 5 日 )

4:00 起床。 外に出ると空は星月夜で、今日は快晴のようだ。

 

5:30 出発。長い一日のスタートである。三俣山荘へは巻道ルートを行く。三俣蓮華岳( 2841m )頂上より今回初めての北アルプスの景色を望む。

 
 
 

ここでは、笠が岳が雄々しく聳えている。頭を返すと、これから行く鷲羽岳が、又遠くには薬師岳も大きくそびえている。

8:30 三俣山荘到着。今日の予定は一応水晶小屋泊なので荷物は全て担いでいく。

9:52 鷲羽岳( 2924m )快晴の中、暫くは懐かしい山々との再会を楽しむ。槍・穂高、薬師岳、立山・剱、遠くは乗鞍・御嶽・白山と 360 度の展望と、北アルプスで最も美しいと思う鷲羽池と槍ヶ岳の景色を堪能する。

 
 
 

11:50 水晶小屋着。小屋前で昼食をとり、水晶岳ピストンする。

13:15 水晶岳頂上( 2986m )以前に裏銀座ルートは 2 度通っているが、水晶岳はスルーしていたので、初めての山である。山頂は岩を積み上げたような険しく狭いところに標識が建てられている。

14:00 水晶小屋に帰ってくる。まだ体力に余裕があったので、明日の行程も考え三俣山荘まで下ることにする。

16:30 三俣山荘着。黒部源流経由で帰ったが、本日 11 時間の行程は高齢者の体力にはきつく、かなり疲れて到着した。

(9 月 6 日 )

5:00 起床  6:30 三俣山荘出発

朝、雨が降っていたが、出発時には運よく止んでいた。

帰りは、三俣蓮華岳―双六岳の稜線伝いのルートを行く。天気は曇っているが見晴は良く快適である。

 
 
 

双六岳からの槍ヶ岳は本当に大きく威厳があり、やはり北アルプスの名主だなと思わされる。

頂上を少し下ったぐらいで俄かに雲が大きくなり雨が降り出す。そこからは来たルートを雨の中、奥飛騨ヒュッテに向けて下っていく。

16:00 丁度に奥飛騨ヒュッテ着
稜線山岳会(神戸商科大学山岳部OB会)、兵庫県立大学山岳部
 
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