奥飛騨ヒュッテご利用の際は下記の防災避難方針に基づいて行動してください。

焼岳・乗鞍岳の火山情報等に関わる奥飛騨ヒュッテ防災避難方針
 

  東日本大震災以後、乗鞍岳・焼岳の火山活動が活発化したようです。現在は縮小しているとの由です。(2011年3月25日朝日新聞)
 このため、奥飛騨ヒュッテ防災避難方針をつくりました。下記に項目を挙げますのでご利用の際は、避難方針に基づいて行動してください。また、蒲田川左股の土石流等も想定されますので避難先等を常備しておいてください。

  不測の事態が起こった場合に連絡・相談・避難する場所

   @中崎山荘さん(0578−89−2021)
   Aニューホタカさん(0578−89−2121)
   Bちろり庵さん(河上直人さん、0578−89−2646) ------ 宿泊可能です。緊急避難先としてお願いしております。 
   Cペンション・ヨーデル(中畠秀男さん、0578−89−2333)-- 宿泊可能です。緊急避難先としてお願いしております。


【奥飛騨ヒュッテ防災避難方針

@焼岳の火山情報の噴火警戒レベルが2以上になった場合は、いつ何時であろうとも即刻退去・避難してください。
 噴火警戒レベルが2の退去・避難ルートは栃尾、神岡を経て富山方面をできるだけ選んでください。

A警戒レベル3以上では退去・避難ルートは地元警察・消防、中崎山荘さん(0578−89−2021)、ニューホタカさん(0578−89−2121)等と連絡をと り、情報を入手してください。また、ちろり庵さん(河上直人さん、0578−89−2646)、ペンション・ヨーデル(中畠さん、0578−89−2333)には緊急 避難の場合の宿泊をお願いしておりますので連絡をとってください)

  安房トンネルを通行し、上高地方面には行かないでください。平湯トンネルを通行し、高山方面にも行かないでください。両ルートとも危険です。

  退去・避難ルートは栃尾、神岡を経て富山方面のみです。しかし、噴火情報のレベル4,レベル5の場合は栃尾、神岡を経て富山方面に行くルートも危険になりますので、その場合はワサビ平小屋、鏡平小屋を目指して徒歩で避難する以外方法がありません。
 この方面の山域には多くの登山者がいることも想定されますし、山小屋の備蓄は十分にありませんので、食料やビバーク等の準備をして行動してください。

 一応、下記に最悪のケースを書いておきます。十分に危機管理を行って、行動してください。

 焼岳火山防災マップを見ると、噴石は槍見温泉ぐらいまでは飛んでくることが想定されていますので、奥飛騨ヒュッテぐらいまでは到達すると考えてください。その場合は地元関係者の指示や相談に基づき、避難するか。指示や相談ができない場合は、とりあえずワサビ平小屋、鏡平小屋を目指してください。槍平小屋に行き、救助を待つという方法もあります。

 ワサビ平小屋、鏡平小屋に向かった場合は、救出を待つか、状況によっては 弓折岳を経て双六小屋を目指してください。

 ワサビ平小屋、鏡平小屋、双六小屋当たりでヘリコプターに救出されれば良いのですが、救出が無理な場合は、さらに有峰湖方面もしくは高瀬ダム方面に向かってください。弓折岳から双六谷、金木戸川を逆遡行して、栃尾と神岡の中間点当たりに行くという方法もありますが沢筋を下ることになり距離・時間・危険度は多くなりますのでお勧めはできません。最低でも2泊3日の食料を持参し、ビバークも覚悟してください。食料も節約し4泊5日ぐらいのつもりで行動してください。

 どこかのトンネルに避難しようと考えても火砕流が襲ってきては意味がありませんので、情報を入手し、沈着冷静に行動を選択し、実行してください。

 参考資料

   @焼岳に噴火警戒レベルを導入します(松本市公式ページ)
   A焼岳火山防災マップ 下記に防災マップを示します。

 
 
 
 
 
   
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